乳腺癌 猫

乳腺癌

チンケちゃん 猫 雑種 13歳

以前、アニマルメディカルセンターで肛門嚢破裂の手術をしてもらい、その時に行なった術前検査で、心臓が悪いことが判明し、術後もずっと心臓の薬の投薬を続けておりました。

そろそろ検診を受けた方が良いと言われていたのですが、なかなかこちらも忙しくて延び延びになっていました。けれども、やはりチンケの為に、今度こそ検診を受けようと思い、ドックを受ける事にしました。

この時は、「特に大きな問題は無いですよ!」の言葉を期待して連れて行ったのですが、先生から「乳腺に腫瘍がありますね!」と検査結果の報告を受けました。とても驚き、胸を触ってみると、本当にとても小さな腫瘍がありました。小さすぎて私たちには気が付きませんでした。

乳癌の疑いが大いにあるとの事で、手術にて悪いものを取り除き、組織検査をきちっと行なった方が良いとのお話に、チンケは高齢ではありましたが、体力がありましたので、その日のうちに預けて翌朝、「動物手術センター」にて手術を受ける事にしました。

手術は無事に終了しました。

術後、カラーと洋服で傷口を舐めないように対処したのですが、傷口が下腹部の下の方まであったので、洋服がそこまで足りず、お迎えに行った時には、そこの 部分だけ布がつぎはぎしてありました。スタッフの方が気遣って縫ってくれたのでした。感謝の気持ちで一杯です!

病理検査の結果は、残念ながら癌でした。スタッフの方と相談をし、抗がん治療について充分に話し合いました。化学療法は、本人の体の調子を見ながら薬を調節したりできますし、効果が高いとのことで、治療を開始することに決めました。

何度か化学治療を重ね、一度だけ嘔吐があり、点滴を受けましたが、それ以外は特に副作用もみられず、経過は順調で、今では普段と変わらない元気な生活を 送っております。

今回、腫瘍が早期に発見されたので、少しでも早く治療を開始する事ができました。本当に良かったと思っています。 ちんけには1日でも、1時間でも長生きをしてもらいたいですからね!