癌検診(健康ドック)について
当院では、健康ドックという検診制度を設けています。癌の診断もこのドックで行えますので、詳しい内容についてご説明いたします。
身体一般検査
獣医師、看護師が身体の隅々まで詳しく診察して、心臓音、肺音、呼吸音、消化管音などに異常がないかチェックします。
問 診
過去の病歴や食欲、食事内容、排泄状態、環境などの生活状態を飼い主の方に確認させていただきます。
血液検査
一般血液検査、総合生化学検査、凝固機能、血液型、抗体検査(犬:フィラリア, 猫:エイズ、白血病、フィラリア)などを行います。
超音波検査
胸部、腹部のエコー(超音波)で身体の中の各臓器をチェックして腫瘍や臓器の実質や動きに異常や問題がないか検査します。
CT-SCAN
腫瘍の浸潤やエコーで分かりにくい臓器の実質などが、CTで撮影をすると大変よく分かります。また、肺、脳内や鼻腔内等の腫瘍性の変化なども良く確認出来、大変優れた診断検査機器です。(安全性の高い全身麻酔下で行います)
内視鏡
食道、胃、十二指腸、また大腸などの腫瘍性変化が直接目視できる為、大変効果的な検査です。(安全性の高い全身麻酔下で行います)
尿検査
尿の蛋白や尿糖、潜血反応など6項目の単純検査を行い、尿中の成分(血液、細菌、結晶など)を調べて、問題があった場合は細菌培養検査を行います。
便検査
虫卵検査、消化吸収不良、細胞検査などを行います。また、肛門から直腸にかけて触診して粘膜の細胞検査、同時に腫瘍などがないか、リンパ節の異常や前立腺の異常がないか等、検査します。
心電図
最新の心電図で、心臓の動きや伝導に問題がないか検査します。
生活指導
全ての検査が終了した時点で、面接室でゆったりとお掛け頂きながら、検査の結果をお伝えすると同時に獣医師、看護師から生活指導もさせて頂きます。今後の食事内容や生活パターンなどをご指導させて頂きます。