乳腺癌
ジャムちゃん 猫 ロシアンブルー 11歳半
ある日、お腹の辺りを触っていたら、小さなしこりに触れました。インターネットなどで色々と調べてみると、猫の胸の腫瘤はあまり良くない事がわかり、すぐに同居猫でお世話になっていたアニマルメディカルセンターの「動物救急医療センター」にかかりました。その時の大きさは、5mmあるかないかの本当にとても小さいイボのようなものでした。
詳しく検査をしてもらい、「動物手術センター」にて手術をし、組織生検を受けました。その際に避妊手術もしていただきました。その生検の結果は、残念ながら悪性のものでした。
副作用の不安はありましたが、とにかく抗癌療法をやってみようと決めました。
術後は、食欲など特に落ちる事もなく良い状態でした。
普段からシャーシャー怒る仕草を見せる事も多くて、ちょっと怖い子なのですが、本当は構われたい性格なので、治療中は自分が一番として扱われるのが嬉しかったみたいです。
本人は今回の事を理解していないという事もありますが、きっと手術をした事もこちらが思うような苦とは思わないのでしょう。人間はどうしても病気になると悲観しがちですが、むしろつらいのは見ている方で、病気になったからといって生きていたくないとは動物は考えません。猫は自分が病気である事も理解していませんので、何が何でも一生懸命生き抜いていこうとするのだと思います。
私たちは、これからも病気ときちっと向き合って前向きにケアして行こうと思っております