犬や猫など動物の癌専門動物病院 | 動物癌センターは、犬、猫、フェレット、うさぎ、ハムスター、亀、小鳥などの小動物の癌治療専門動物病院です。

検診時間

9:00AM〜1:00PM

休診日

火・水・木


癌と闘っています

脾臓腫瘍(血管肉腫)破裂

モグちゃん 犬 ミニチュアダックス 9歳 去勢済

 食欲もなく、元気がなかったので、かかりつけ病院を受診しました。すぐに血液検査をしたところ、貧血という事がわかりました。また、腹腔内出血がありそうだとのことで、内服薬を処方され、2日後に検診を受けました。その結果、脾臓に腫瘍があり、それからの出血と思われるが、今の状態では手術には耐えられないでしょうからと、歯ぐきの色等に気をつけながら経過をみていました。
 もともと、アニマルメディカルセンターは通り道にあり、知っていました。友人もかかっていたので、輸血だけしてもらうつもりで「センター病院」にかかりました。しかし、先生に「輸血だけしていても改善しないし、命を助けるには腫瘍の摘出手術を積極的に考えてみてはどうですか?」と説明されました。
 このまま状態が悪くなっていくよりは、脾臓の腫瘍から出血している事はわかっている事なので、少しでも光のある方向への手術を決心しました。
 腫瘍の結果は悪性のものでした。
 酸素をつけたままでの退院でしたが、家族全員が協力して看護をしました。そのお陰で、1週間くらいで食欲が戻ってきました。投薬もはじめは少し苦労しましたが、投薬用おやつを使うとうまくいきました。今では、薬の袋の音がすると、駆け寄ってきて「チョーダイ!」と待っています。
 抗ガン治療を決めるには、迷いもありましたが、先生から「あきらめないで!」との声にスタートする事を決めました。今は数回治療をしましたが、経過は順調で以前と変わらない生活をしています。
 悪性腫瘍で、転移なども心配で、あとどれ位生きられるかわからないけれども、今現在こうして元気で快適に生活できている事は、本当に幸せです。


飼主さんは笑顔でお話くださいました。