犬や猫など動物の癌専門動物病院 | 動物癌センターは、犬、猫、フェレット、うさぎ、ハムスター、亀、小鳥などの小動物の癌n治療専門動物病院です。

検診時間

9:00AM〜1:00PM

休診日

火・水・木


癌と闘っています

脾臓破裂(血管肉腫)

レディちゃん 犬 ミニチュアダックスフント 10歳 ♀避妊済

 夜中の12時頃の事でした。暑くもないのに、フローリングにペタッと横になっており、声をかけても起き上がることが出来ませんでした。
 変だと思い、口の中を見てみると、舌がいつもより白く、お腹がとても張っているような感じでした。手足の先は冷たくて、さらにゲボっと吐いてしまいました。
 朝まで待つのはとても心配でしたので、電話帳で調べ、夜間救急専門の「東京動物夜間病院」へ先ず電話相談をしました。すぐに受診した方が良いとのことで、 救急車手配もしてもらい、急遽病院へ急ぎました。  超音波検査などで詳しく診てもらった結果、脾臓が破裂している事が判明しました。緊急に手術の必要があり、直ちに「動物手術セン ター」へ搬送し、緊急手術となりました。
 手術は無事終了し、その日のうちに退院する事ができました。そして自宅では酸素療法を行ないました。
 退院した日は、水も食事も摂らなかった為、スタッフに相談し、点滴治療も受けました。すると、その後は体の調子も良くなり、食事を摂るようになりました。 以前かかりつけ病院で「子宮蓄膿症」の手術をし、次に乳腺腫瘍の手術をした事があります。その時は、術後しばらくは入院して様子をみてもらったのですが、とてもさびしがり、鼻の頭が剥けるくらいはげしくケージにこすっていたようです。
 私たち家族は腫れ物にでも触るみたいにレディのケアをしましたが、レディの方は精神的にもとてもリラックスができたようで、なるべく早く家族の元へ戻れる ことは、犬の回復に役立つ事なのだとつくづく思いました。犬仲間のお友達には、今回の経験を皆に伝えています。
 病理検査の結果は、決して良いものではありませんでしたが、命を取り留めることが出来たことは、言葉に言い尽くせない程嬉しい事です。かかりつけ病院の先生にも「よく助かったね!普通ならもう生きてはいないよ!」とまで言われるくらいでしたから・・・。これからは、サプリメントや食事療法をうまく行ない、少しでもレディとの大切な時間を有意義にして行くつもりです。